「日本人男性 生涯未婚率（50歳までに一度も結婚を経験したことがない人）」が年々上昇しています。国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2016」の調査結果を見てみると、男性の未婚率が20％、女性が10％という数字が出ており、結婚しない人の割合が高いことがわかります。

平成27年度厚生労働白書（厚生労働省／2015年10月発表）によると、「2035年にはその率が29％にものぼるだろう」という調査結果が発表されており、同調査の分析によれば、実際の未婚率は高いもののほとんどの独身者が結婚を望んでいるという結果も出ているため、何らかの対策によりこの上昇率を食い止めることができるのではないかという見方もできます。

「結婚願望はある」という男性が多いという一方で、あえて独身を選択する男性がいるのも事実。R25の調査結果では、生涯独身OKと答えた未婚男性は、300人（20～30代）中125人もいたといいます。その理由を調べてみました。

• 子どもにお金をかけなくて済むため、経済的に余裕ができる。
• 妻を養う自信が持てない
• 一人が気楽。
• 結婚相手を見つけることが面倒
• 理想の女性がいない

また、社会進出し独立する女性が増えたことも理由のひとつではないでしょうか。結婚をしなくても、生計を立てていくことが可能となり、自分のライフスタイルを優先することができるようになれば、結婚だけが幸せではない、と思う女性も。仕事や趣味に時間を使うことができ、経済的にも余裕がある、これなら結婚をしなくても幸せを感じる女性が年々増加するのもわかりますね。

今度は、結婚したいと思っていても独身になりやすい人の特徴について考えてみましょう。

• 自分の趣味を最優先して生活している
• 自己中心的で自己主張が強すぎる
• 他人と歩み寄って価値観を共有することができない
• 相手の話を聴く姿勢がなく、自分のことばかり話をする
• 身だしなみに関心がなく、ファッションが年相応でない

などがあげられます。

また、特に女性の場合は、次のような特徴がみられるようです。

• 異性の短所ばかりに目がいってしまう
• 職業など将来の保証がない相手とは考えられない
• 相手のファッションセンスが嫌
• 自分を卑下してしまい最初から諦めている

上記の結果から、相手の粗探しをしてしまったり、自己中心的な物の考え方をしてしまったりする性格の場合、生涯独身になりがちだということがわかります。

結婚は他人と一緒に生活することですから、自分のことばかりを優先してしまいがちな人は、結婚相手として敬遠されてしまうのではないでしょうか。「本当は結婚したいのに…」「いつかは結婚したいと思っている」このような方は、できるだけ相手のよいところを見るようにし、相手が何を考えているのか、相手はどうして欲しいのかなど、相手の立場に立って考えるようにしていくことが重要でしょう。