理想の結婚相手≠本当に合う相手

九月ですね。暑かった夏も終わってしまうと、もの淋しく感じてしまいますね。

人間は本当に勝手だなと思います。笑

 

先週、八月にご成婚をされたご夫婦にお会いする機会がありました。大人しいご主人と朗らかで若干毒舌の奥様。お二人のやり取りを見ているだけで、思わずぷっと笑ってしまう絶妙なコンビネーションの新婚さんです。

 

ご主人は、ご登録時のご面談では「自分が穏やかでのんびりしたタイプなので、相手も穏やかで控えめなタイプが理想です」とそこの部分だけは声を張って、譲れない位の感じでお話していました。奥様も「私が活発で社交的なので、お相手も元気で社交性がある方がいいです」とのご希望。普通のマッチングでは出会いはずもないお二人だったと思います。

 

ご登録後暫くはそれぞれに違う方向で活動をされていたのですが、お二人それぞれと活動を通じていろいろなお話をしていくうちに、共通点が多いことに気が付いたスタッフが「このお二人、絶対に合う」と言い出したのです。

ご出身地や好きな旅先が同じだったり、大学が近くであったり、お酒がそこそこイケる口だったり…。「これは?」と思い立ったら吉日、すぐにお二人にお話をさせて頂きました。

 

が、直後のお二人の反応はイマイチ。ご主人は、「あまりハキハキした元気な方と長い時間接したことがない」と及び腰。奥様も「周りの友人や今まで付き合ってきた人にいないタイプ」とほぼお断り状態。そんなお二人に、年末のどさくさの中、半ば強引にお見合いのセッティングをさせて頂いたのです。

 

お引き合わせをした直後は、予想通りギクシャクした空気が漂っていましたが、暫くスタッフが席を外して戻ってみると、スタッフが踏み込む間もないほど楽しそうにお話をしているお二人がいたそうです。一時間半の時間では話足りない位の勢いでお見合いは終了。ご連絡先交換をしてからは、お付き合いスタート~婚約~結婚と、とんとん拍子にお話が進んだのです。

 

先日お会いした際に奥さまは、「こういうタイプの人と結婚する予定ではなかったんですけどね」と幸せそうな満面の笑顔で毒舌を吐いていらっしゃいましたが、その横で穏やかにニコニコ笑っていらっしゃるご主人には、男らしさと責任感がみなぎって、とても素敵に感じられました。

 

結婚相手探しは、理想の相手探しではないということです。今まで独身でいたことは、理想を追い求め過ぎていたのかもしれません。もちろん、弊社のご紹介でも理想の相手と結婚をされて幸せになられている方もたくさんいらっしゃいます。ただ、アラフォー・アラフィフまで独身で来られた方は、自分が理想としている相手が必ずしも幸せな結婚生活を共に出来るお相手ではないという現実にも目を向けたほうがよいのです。

 

結婚は、恋愛とは違って「生活」という現実をお互いに見せ合いながら人生を共にすることです。「理想の相手」が「理想の結婚生活を送ることが出来る相手」と思いこみがちですが、この二つがなかなか結び付かない現実もあるのです。「素敵な異性」も家に帰れば家着に着替えて、お化粧を落として、ソファーで胡坐をかきながらビールを飲むのです。お料理上手で家庭的な女性であっても、時には家事が面倒になって滞ってしまうこともあるのです。家事に協力的な男性であっても、職場のお付き合いで深夜帰りが続くこともあるのです。洗面所やトイレ、お風呂場の使い方、家電の扱い方、洗濯の仕方たたみ方…などなどお互いにとっても「当たり前」がケンカの種になることもあるのです。

 

婚活がなかなか思い通りに進んでいない方は、「どういう相手と結婚したいのか」の条件を考えるよりも、「どういう結婚生活を送りたいのか」そこから考えてみるのも良いと思います。

 

2016年もまだまだ1/4残っています。年内婚約・結婚に向けて前進していきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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